2月末で閉店「松本パルコ」松本市出身の写真家 白鳥真太郎さん 最後の瞬間を後世に… 2月28日に撮影会 訪れた人たちと歴史に残る1枚に
2月末で40年の歴史に幕をおろす松本パルコ。その最後の瞬間を後世に残すため、松本市出身の写真家がシャッターを切ります。その写真家とは…。
ビートたけしさんや小澤征爾さんのポートレート。松本市で3年前に開催されたマツモト建築芸術祭上土劇場の展示です。
撮影したのは松本市出身の写真家白鳥真太郎さん。日本広告写真家協会の会長として広告界をけん引しています。
写真家 白鳥真太郎さん
「憧れていたパルコの最後の写真を撮れるのは運命を感じる気がして非常に誇り高く思っています」
3日、松本パルコは閉店する今月28日に白鳥真太郎さんによる写真撮影会の開催を発表しました。
白鳥さんは松本市出身の写真家。
実家である写真館前では白鳥さん自身が撮影したの作品を2~3か月ごとに入れ替え展示しています。これまで広告カメラマンとして化粧品メーカーの写真を手掛けるなど活躍してきました。
松本パルコの営業最終日に計画されているこの写真撮影会は「松本PARCO THE LAST SHOTby白鳥真太郎」と名付けられ、市民などでつくる「ありがとう松本パルコ実行委員会」が企画。午後8時の閉店後に松本パルコの全景と訪れた人たちで歴史を刻む1枚を撮ります。
閉店まで1か月を切った松本パルコ。店内にはメッセージボードが設けられています。営業最終日まで、誰でもパルコへの思いをつづることができます。
「私の青春の思い出の場所ありがとう」
「パルコ集合ねってもう言えない。寂しい」
「たくさんの思い出をありがとうアイ ラブ パルコ」
2月からは「40周年ありがとう閉店セールFINAL」も始まっています。
これまでの感謝の気持ちを込め、中には最大90パーセント引きの商品もあるということです。今月28日の閉店日には白鳥真太郎さんによる写真撮影会のほかポスター展やマルシェなどさまざまなイベントが企画されています。