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台風7号接近に備え 農家「豊作なのに…収穫前のモモ心配」 交通機関への影響は  

2024年8月15日 0:00
台風7号接近に備え 農家「豊作なのに…収穫前のモモ心配」 交通機関への影響は  

今か今かと収穫を待つ、川中島白桃。
今年は、暑さと雨のバランスが良く、令和に入って一番の豊作です。

モモが大きく重くなる分、負担が掛かるのが、“枝”です。

杉山一男さん「これでいいかな」

年間8トンほどのモモを出荷する、長野市川中島町の杉山一男さんはいま、台風7号の影響を心配しています。

杉山さん
「風はね、擦れるから/今、たくさんなってるから枝が折れてしまうのがちょっと心配だもんでなってるところにつっかえ棒をして揺れないようにする」

長野市の川中島共選所では、15日から今月20日まで、川中島白桃の出荷がピークとなります。

杉山さん
「モモ陽気っていうような形で天気も良くて、私も食べても、おいしいモモに仕上がったと思っております」

JAグリーン長野によりますと、豊作とあって、川中島白桃の中でも、糖度13度以上の最高級品、輝々桃の割合が多くなりました。

一方、収穫直前に雨が多いと、モモの水分量が増えて味が薄まるほか、膨張して枝を押し返し、落ちてしまうといいます。

杉山さん
「あと10日我慢すればだいたい収穫終わるから、何もないでほしい、というのは今の所の希望ですね。」

強い勢力で北上する台風7号。
県内は局地的な激しい雨や強風による倒木での停電など、注意が必要です。
暴風域を伴って北上する強い台風7号。県内への影響は、長い時間にわたることが予想されています。

16日、1時間に降る雨の量は、多いところで、中部40ミリ、北部30ミリ、南部25ミリと予想されています。

16日午後6時までの24時間に降る雨の量は、中部「100ミリ」、北部「80ミリ」南部「50ミリ」の予想で、気象台は中部では、16日昼前から夜遅くにかけて、北部では、16日夜から17にかけて、土砂災害に十分注意するよう呼び掛けています。

また、16日、最大風速は、中部で13メートル、北部と南部で10メートルと予想されていて、くだものの落下や倒木による停電などにも注意が必要です。

JR東日本は東北・上越・山形の各新幹線について、16日午前11時ごろから一部の列車で計画運休を行うと発表しました。

またJR小海線では倒木のため、南牧村の野辺山駅と山梨県の小淵沢駅の間の上下線で運転見合わせに。

JR飯山線では戸狩野沢温泉駅から森宮野原駅の間で大雨の影響で運転を見合わせています。

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