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ガソリン価格を不正に調整でカルテル疑い 阿部知事「最重要課題の1つとして向き合っていかなければいけない」 県議会一般質問で言及【長野】

2025年2月25日 19:20
ガソリン価格を不正に調整でカルテル疑い 阿部知事「最重要課題の1つとして向き合っていかなければいけない」 県議会一般質問で言及【長野】
2月県議会一般質問

県石油商業組合に加盟する複数のガソリンスタンドでガソリン価格を不正に調整するカルテルを結んでいた疑いがある問題。阿部知事は25日に行われた県議会の一般質問でこの問題に言及し、最重要課題として向き合う考えを示しました。

藤岡義英県議
「長期間続いているガソリン価格の高騰は県民生活や県内経済に甚大な損失を与え続けています。 事態の推移を見守るという消極的なものではなく、一刻も早くガソリン価格を引き下げてほしいという県民や県内事業者の思いをどう受け止めどう向き合うのでしょうか?」

阿部知事
「石油商業組合それから関係事業者の皆さま方にはぜひ誠意を持って対応していただきたいというふうに思っておりますし。最重要課題の1つとしてしっかり向き合っていかなければいけないというふうに思っています」

県石油商業組合に加盟する複数のガソリンスタンドで価格を不正に調整、いわゆるカルテルを結んでいた疑いがある問題。この問題を巡っては2月18日、公正取引委員会が県石油商業組合に立ち入り検査を行っています。

県は組合に対して、先週をめどに調査報告を求めていましたが、日程は延期されたままです。

酒井茂 県議
「長野県はガソリン価格が全国トップクラスであり、自動車を保有する世帯の多さ、 そして灯油の消費量の多さも相まって、県民の家計を圧迫しております。そうした中、 ガソリン価格調整の疑いにより公正取引委員会が調査を開始するなど適正な価格競争ができていないと思量をされる状況にあります。県も独自に調査をするなど行った上で適正価格の実現に向けて取り組むべきと考えますが今後の県の対応を伺います」

阿部知事
「独禁法の調査権限、強力な権限を持っている公正取引委員会でありますので、 ぜひ実態が早期に解明されることを強く期待しているところであります。また組合・事業者の皆さまにはぜひ調査に全面的に協力いただきたいと思っております。県としては今、組合に対して調査結果を報告してもらうようにお願いをしているところでありますので、まずその調査報告を受けたいというふうに考えています」

組合から県への報告はいつになるのか。県は25日午後、組合に連絡し、改めて日程調整を求めています。

最終更新日:2025年2月25日 19:21
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