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「スーパーにコメがない!」購入制限かけて販売 いつまで続く?コメの品薄状態 新米の収穫始まる コメ品薄状態は徐々に解消される見込み

2024年8月27日 21:41
「スーパーにコメがない!」購入制限かけて販売 いつまで続く?コメの品薄状態 新米の収穫始まる コメ品薄状態は徐々に解消される見込み

コメの入荷が不安定なため、県内でも、多くの店で、購入制限をかけて販売する事態が続いています。

コメの品薄状態は、いつまで続くのか?

こうした中、安曇野市では早くも新米の収穫が始まっています。

「今、もち米があるだけでして」

下伊那郡・高森町にあるこちらのスーパーでは、今年6月ごろからコメの品薄状態が続いています。

赤羽由文 店長
「スーパーマーケットに勤めまして13年になりますが、今までは一度もなかったですし、特に長野県はお米の産地でありますのでこういう風になるのは、正直経験はありません」

週に2~3回、コメが入荷されますが、量が少なく、すぐに完売。客からの問い合わせも多いと言います。

赤羽由文 店長
「お電話での問い合わせが非常に多く増えている状況ではあるのですが、それに応えられていないのが、店長としても苦しい状況ではあります」

客は
「本当ないね!お米が」

客は
「子どもがいるので、お米がないと本当に困るなって思っています。うどんとかパンとかを併用して しのいでいる感じです」

なぜ、売り場にコメがないのでしょうか。

農林水産省によりますと、去年の猛暑の影響で供給量が減ったことやインバウンドが回復し需要が増加したこと。

こういった要因が、1年で最も在庫が少なくなる端境期と重なり、品薄状態に拍車をかけた可能性があると考えられています。

こうした中…

安曇野市にある宮澤幸司さんの田んぼでは27日、早くもコシヒカリの収穫が行われました。

今年は6月中旬以降の高温により例年より1週間から10日ほど早く生育が進みました。

猛暑でコメにひびが入る「胴割れ」が心配されたものの、安曇野市は山から冷たい水が流れてくるため、高温の影響は少なく、出来は上々。

収穫したコメは来月20日ごろ店頭に並ぶということです。

コメ農家 宮澤幸司さん
「これから新米、ほかの農家さんも刈っていて多分物は出てくると思うので、待っていてくださいという感じですね。一生懸命私たち農家作っていますので安心してください」

農林水産省によりますと、宮崎県産や鹿児島県産の新米は今月に収穫が始まっていて、流通していけば全国的な品薄状態は、徐々に解消されるとしています。

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