もしもの時に「お は し も ち」…長野市の小学校で地域連携の防災訓練【長野】
もしもの時に命を守るために・・・。
長野市の小学校で13日、消防や地域の住民たちと連携した防災訓練が行われました。
♪校内アナウンス
「訓練。大きな地震が来ています。安全なところで身を守ってください」
教員の指示のもと速やかに校庭に避難する長野市の鍋屋田小学校の児童たち。
守っていたことは、“お は し も ち”。「押さない・走らない・しゃべらない・戻らない・近寄らない」の頭文字を取った合言葉です。
避難訓練のほか、市の消防や地域住民と連携した防災訓練も行われました。
消火器を使って火を消したり、室内に充満した煙の中を安全に避難したり。鍋屋田小学校でこうした大規模な訓練が行われるのは5年ぶりです。
そして、避難所での生活も体験です。
Q.寝心地はどうですか「気持ちいいです」
感じたことを書き込む児童も。訓練の最後に待っていたのは、炊き出しと非常食の試食です。
4年生の児童は
「非常食のクラッカーとシチューです。おいしいです。(煙の訓練で)もしも避難する時には、あせらずに慎重に行こうと思いました」
6年生の児童は
「“おはしもち”、教わったことをしっかりやりたいです」
鍋屋田小学校 永井克昌校長
「知識ではいろいろ知ってるんですけど、特に煙体験とか消火器を実際に持ったことがなかった子どもたちも大勢いたと思う。防災意識が高まっていく、あるいは維持していくことにつながったらいいなと思っています」
訓練を生かして、子どもたちは有事に備えます。