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劇場版「名探偵コナン」最新作の舞台は早くも!公開まで1か月…すでに話題のスポットも【長野】

2025年3月20日 17:56
劇場版「名探偵コナン」最新作の舞台は早くも!公開まで1か月…すでに話題のスポットも【長野】

シリーズ累計の観客動員数が1億人を突破している劇場版「名探偵コナン」。
公開までいよいよ1か月を切った最新作「隻眼の残像」。その舞台は、信州の雪山。
映画の予告編で登場するパラボラアンテナ、南佐久郡南牧村にある国立天文台「野辺山宇宙電波観測所」の電波望遠鏡です。

この場所、公開を前に早くも話題のスポットになりつつあります。

ファン歴10年 佐久市から
「コナンの舞台になったので、先に見に来ました。(長野が舞台 で)嬉しいです。この天文台をうまく使ってアクションしてくれるのかな。爆破されちゃうのかなって楽しみです。」
毎年映画を鑑賞 東京から
「星空を見に来て、コナン君も好き なので寄れたらいいかなと来た。なるべく早めに(映画を)見に行って、ここそうだったなと確かめたい。」

木下歌織キャスター
「あれ、ちょっと待ってください。大人のコナン君がいますよ?」

この方、実は、野辺山宇宙電波観測所の西村所長です。

木下キャスター
「コナン君大好きというのが全身 からあふれていますね」
野辺山宇宙電波観測所 西村淳所長
「大好きですね!」

最新作の舞台が野辺山だと明らかになった去年12月以降、西村さんは、蝶ネクタイ姿でSNSを通じて観測所の情報を発信しています。パラボラアンテナとコナン君たちの写真には1万を超える「いいね」がつく反響がありました。

西村所長
「もう盛り上がっている!めちゃくちゃ盛り上がって、めちゃくち ゃ嬉しい。情報が解禁になってから(見学の)お客さん例年の2倍になりました。」

すでにコナン効果が現れ始めている野辺山の観測所。

木下キャスター
「このパラボラアンテナはどんな 観測をしているんですか?」
西村所長
「このパラボラは宇宙の遠くの方からやってくる電波を観測する装置です」

一般的な光学望遠鏡は、光を放つ星などを見ることができますが、宇宙の暗闇に漂うガスや塵をとらえることはできません。それを電波の力を使って観測できるのが野辺山が誇る電波望遠鏡です。

直径45メートルのパラボラアンテナは世界2番目の大きさ。1000分の1度という単位で、アンテナの向きや角度を変えながら日々、宇宙の観測を行っています。

コナン風の西村所長の案内で世界最先端の巨大パラボラアンテナの中へ。

西村所長
「ここが受信機室といって、アンテ ナに集めた電波を強めたりする装置が置いてあります。」

中では、宇宙をより正確に観測するための装置を、研究員たちが手作業で作っていました。

このほか施設内には直径10メートルほどのアンテナが6台。

西村所長
「このレールの上を走って、アンテナ運ぶことができま す。」

35トンもあるアンテナは敷地内を最大600メートル移動することができます。6台のアンテナが移動することで、直径600メートルの巨大アンテナに相当する、より細かな観測が可能になるんです。

そんな観測所の中で、果たしてどんなストーリーが展開されるのか?

今回の作品では、俳優の山下美月さんが声優を務める施設研究員・円井まどかが何者かに襲われるところから、事件が動き出すといいます。

北海道・函館市が舞台となった前作は、シリーズ最高の興行収入158億円を突破。公開後、半年間の観光客は、前の年に比べて31万人以上増加。

「野辺山宇宙電波観測所」がリアルに再現された今回の映画。

野辺山宇宙電波観測所 西村所長
「ここをコナン君や蘭ちゃんが歩くんだなと思うと嬉しくて。 これを機に皆さん宇宙とか星とか好きになってくれて、夜空を眺める機会が増えてくれたら嬉しいなと思っています。」

劇場版「名探偵コナン隻眼の残像」は、4月18日公開。長野県で巻き起こるコナンフィーバーに期待が高まっています。

劇場版の公開を前に、野辺山宇宙電波観測所では、村と連携して見学ツアーを企画しているということです。一度見学してから、映画を楽しんでみるのもいいかもしれません。

最終更新日:2025年3月20日 20:46
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