岩手県大船渡市で平成以降、最大規模の山林火災が発生してから迎えた震災14年、3月11日。鎮魂の祈りに包まれている一日をまとめました。

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＜午前6時ごろ　大船渡市三陸町綾里　長林寺＞
山岸中（あたる）さん（50）
「優しい人であまり怒ったところ見たことないし、私にとっては最高の母親。亡くしたっていうことはショックだったしね。それを自分の中でどう認めていくか、ちょっと時間はやっぱりかかるんですけど、年々和らいでいくっていうか、自分の中でそういうふうには処理してますけど」

＜午前8時ごろ　大船渡市北日本水産＞
古川季宏（すえひろ）社長
「ちょっと厳しい話しますけど、もし会社が不安定になるのが分かっていて会社を移りたい人がいらしたら、それは特に問いません。ただ、実際、過去の大震災の時にですね、すべてを失ったが、結果、3か所にセンターがひとつになって生産効率が拡大に向かって利益がだいぶ上がっています。なんとかなると思えばなんとかなるんです」

＜午前10時　宮古市・野菜たっぷりタンメンの店大久保 ＞
母と弟を亡くした大久保久枝さん（58）

＜午前8時半ごろ　大槌町・江岸寺＞
娘と孫を亡くした男性（80）
「なんとかじいちゃんも、ばあちゃんも元気だからな」
「娘もガレキの中で見つかったからね。それでも、みんな見つかってくれたからね。それだけでもいいとしなきゃね。見つかっていない人もまだいるからね」

＜午前10時ごろ　釜石・警察と海保合同の一斉捜索＞
東日本大震災による岩手県内の人的被害　
死者（関連死含む）5147人 ※警察庁まとめ
行方不明者 1107人※復興庁まとめ

＜午後2時46分　大船渡・みなと公園＞

＜陸前高田＞
大久保利枝さん・泉恵さん・津波で母を亡くした男性
「また乗り越えてやるぞ」

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