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注目集める「介護ロボット」介護分野の人材不足で高まるニーズと重要性 盛岡で展示会

2025年2月18日 18:36
注目集める「介護ロボット」介護分野の人材不足で高まるニーズと重要性 盛岡で展示会

介護の人材不足が深刻な社会課題となる中、最新機器の重要性が増しています.
介護現場のニーズに合わせた「介護ロボット」の展示会が18日、盛岡市で開かれました。

古舘キャスターとLOVOT(らぼっと)
「抱っこします!あったかい!瞳が印象的です。しっかり重みがあるのでロボットを抱っこしているのではなく、動物を抱っこしている みたい!」

「らぼっと」は100人以上の人の顔を覚えて、可愛がってくれる人になつき、成長するロボット。利用者の笑顔や会話を引き出すなど、全国200以上の施設で既に導入されています。

この展示会は県などが毎年開いているもので、18日は県の内外から24社が参加しました。

全国的に介護分野での人材不足が叫ばれていますが、岩手県も同様で、2040年にはおよそ6千人の介護職員が不足すると予想されています。要介護者の増加や介護のニーズが多様化する中、限られた人材で一人でも多くの利用者に質の高いケアを提供するために、介護ロボットの導入が全国的に進められています。

こちらは認知症の徘徊を見守る専用シューズ。足の甲の部分の内側には、GPS端末が入っています。外出を検知するとブザーが鳴って知らせるほか、専用アプリで、どこにいるのか現在地がわかるためスムーズにみつけることができます。

アーバンテック 永田逸人さん
「お客さまのスマートフォンだと 思ってください。真ん中にiマークがあります。これがGPSの位置になります。 この横に青い丸い球があります、 これがスマートフォンの位置だと思ってください。これを持ちながら探しに行くと 青い〇がリアルに動くので早く 徘徊している人を探すことができる」

このほか、会場には利用者の能力に合わせてゲームの難易度を自動で調整し、楽しく身体を動かせるコミュニケーションロボットなど、体験できる機器も多く、訪れた介護施設の関係者らは説明を聞きながら実際に試していました。

岩手県保健福祉部 長寿社会課 赤坂宏紀特命課長
「(介護ロボットの導入は)職員の負担軽減につながるし、 利用している人も職員の負担が 軽減されることで、より手厚いケアを受けられるというメリットがあるので、ICTとかロボットをできるだけ現場で活用してもらえればと思う」

県では来年度以降もこういった展示会を行い、介護ロボットの活用や理解を進めていきたいとしています。

最終更新日:2025年2月18日 18:36
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