高齢者虐待が調査開始以降最多 2023年度は岩手で196件
岩手県内で昨年度一般家庭や介護施設などで高齢者が虐待にあった件数が調査開始以降、最も多くなりました。
厚生労働省のまとめによりますと、昨年度、岩手県内の一般家庭や介護施設などで高齢者が虐待を受けたと判断された数は、前の年度より5件多い196件で調査が始まった2006年度以降最も多くなりました。
虐待の内容は暴力を振るうといった「身体的虐待」が127人と最も多く、次いで暴言を浴びせたり嫌がらせをしたりする「心理的虐待」が76人でした。
県長寿社会課では、一般家庭に向けて介護サービスの適切な利用などを呼び掛けていくほか、市町村などを対象に権利を守る知識を深めるための研修会を開くことにしています。
最終更新日:2025年1月29日 10:02