【伝統つなぐハーモニー】不来方高校音楽コース最後の卒業演奏会 「不来方」の校名では最後 春から統合で校名変更
「不来方」の校名では今回が最後です。不来方高校音楽コースの卒業演奏会が30日夜開かれ、伝統をつなぐ節目のハーモニーを響かせました。
清らかな伸びのある歌声が会場に響きました。不来方高校の卒業演奏会の舞台に立った音楽コースの5人の3年生。
不来方高校3年 及川愛琉さん
「これまでたくさん先輩たちががんばって不来方高校としてやっていけたので『ありがとう』の気持ち」
音楽コースの生徒らが入部する音楽部は、全国の合唱コンクールで多くの賞を受賞してきました。伝統を築いてきた先輩たちへの感謝の思いが舞台で表現されました。
情緒たっぷりにシューマンの名曲を弾いた津島愛実さん。
津島愛美さん
「3年間、仲良く活動してきたので、お別れするのがさみしいが、将来に向けて精進していきたいと思う」
唯一の男性、浅沼孝輔さんは、力強い声で観客を圧倒しました。春からは音楽大学に進み、将来は声楽家としてオペラの舞台で活躍することを目標にしています。
浅沼考輔さん
「自分たちと一緒に過ごしてきた後輩たちにも、南昌みらい高校に変わってから託していけるバトンのようなコンサートになったと思う。次の世代につなげたと思い一安心している」
最後は、人生の喜びを伝える曲を5人全員で披露しました。
観客「ピアノもすばらしいし、発声が違う」
観客声かけ「良かった!」
伝統のハーモニーは新しい校名になっても引き継がれていきます。