「クサウラベニタケ」 芋煮に入れ男女2人が食中毒 今シーズン山形県内2例目
山形県は26日、天童市の男女2人がクサウラベニタケを芋煮に入れて食べ、食中毒になったと発表しました。キノコによる食中毒は今シーズン、県内2例目です。
県食品安全衛生課によりますと、天童市の70代と60代の男女2人が10月24日夕方、前日に東根市内の山で採ったキノコを芋煮に入れて食べたところ、およそ2時間後に吐き気やおう吐、下痢の症状を発症しました。70代の男性は翌25日に山形市内の医療機関で、食中毒疑いと診断され、連絡を受けた村山保健所が自宅に残っていたキノコを調査した結果、クサウラベニタケを誤って食べたことによる食中毒と断定されました。
2人はいずれも快方に向かっているということです。2人は「ハタケシメジと勘違いして食べた」と話していて、県では食用のキノコと確実に判断できない時は「採らない、食べない、人にあげない」を徹底するよう呼びかけています。キノコによる食中毒は今シーズン、県内2例目です。