山形・高畠町役場を警察が家宅捜索 官製談合などの疑いで町係長ら2人が逮捕
山形県高畠町が去年行った橋の補修設計業務に関する指名競争入札で、業者に予定価格を教えるなどし、公正な入札を妨害したなどの疑いで、町の職員ら2人が16日、逮捕されました。
官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、高畠町建設課スマートIC・道路河川係長の小梁川守容疑者(49)と、南陽市の明光技研の社長・高橋則雄容疑者(58)です。警察の調べによりますと、高畠町が去年11月に行った複数の橋の補修設計業務に関する指名競争入札について、小梁川容疑者が高橋容疑者に対し、去年10月ごろ、入札の秘密事項である予定価格の税抜き金額を教えるなどし、公正な入札を妨害した疑いです。
入札には4社が参加し、高橋容疑者の会社が1450万円で落札していました。警察は2人の認否を明らかにしていません。
警察は16日午後、高畠町役場に家宅捜索に入りました。高畠町は17日午前10時から記者会見を開く予定です。