×

甘みが凝縮 夏スイカの生産量日本一の「尾花沢すいか」の出発式 1万3000トンの出荷見込む

2024年7月17日 17:01
甘みが凝縮 夏スイカの生産量日本一の「尾花沢すいか」の出発式 1万3000トンの出荷見込む

夏スイカの生産量日本一を誇る「尾花沢すいか」の出荷が本格的に始まり、17日、尾花沢市で出発式が行われました。ことしは雨が少なかったことでより甘味が凝縮した仕上がりになったということです。

色鮮やかでみずみずしく、シャリっとした食感と甘みが抜群の「尾花沢すいか」。全国への出荷に向け、尾花沢市の選果施設では朝早くから生産者が次々に大玉のスイカを運び込んでいました。ことしは、気温が高く暑い日が続いたものの、生産者が乾燥したわらを被せて日焼け防止などの対策をしたことで、生育は順調に進んだということです。

JAみちのく村山すいか生産部会 大山功部会長「春から水分不足で定植がままならなかったが部会の努力で被害も無く例年通りの甘みとシャリ感になった。尾花沢のスイカはシャリ感が命。おいしいスイカに出来上がったと思う」

雨が少なかったことでより甘味が凝縮した仕上がりになったという「尾花沢すいか」。出発式では、神事やテープカットを行い、市内のひまわり保育園の園児が踊りを披露して花を添えました。そして、関係者が見守る中、大玉のスイカを載せたトラックが東京の市場へと出発しました。出荷は9月上旬まで続く予定です。
JAみちのく村山では、1ケース当たり大玉スイカ2個入り換算で、ことしは去年より5万ケース多いおよそ103万ケース、1万3000トンの出荷を見込んでいます。

    山形放送のニュース