霜被害もなく生育は順調 山形県内一の生産量 最上町でアスパラガスの出荷式
アスパラガスの生産量山形県内一を誇る最上町で7日、作業の安全や豊作を願う祈願祭と出荷式が行われました。今シーズンは霜の被害もなく生育は順調に進んでいるということです。
最上町若宮の斉藤和広さんのアスパラガス畑です。この畑では4月下旬から収穫が始まり、青々と成長したアスパラガスが地面から生えていました。
斉藤和広さん「やっと春が来たかなと霜被害がほぼない状態だったので今までにないスタートダッシュができた」
今シーズンのアスパラガスは霜の被害もなく今のところ生育は順調に進んでいるということです。
斉藤さんをはじめ町内の生産者が育てたアスパラガスが集まる選果場です。7日は安全祈願祭が開かれ関係者が玉串をささげて今シーズンの豊作と作業の安全を祈願しました。その後行われた出荷式では、JAや町の関係者がトラックに採れたてのアスパラガスを詰め込んでいました。
アスパラガス生産協議会 菅 正一 会長「ことしは雪も早く消えて出荷も平年より10日くらい早く始まった順調に育っている。おいしいアスパラが今出ている」
JAおいしいもがみ管内では大蔵村を除く6市町村で今年度、アスパラガスを470トン出荷し、販売額はおよそ5億7600万円を見込んでいます。
斉藤和広さん「ゆでて食べると素材の味が生かされるのでまずは素材の味を感じてもらってその後炒めるなどしてよりたくさんの調理法で食べてほしい」
JAおいしいもがみのアスパラガスは、9月末まで主に関東・長野方面に向けに出荷されるということです。