普段の2.5倍の来客も…道の駅に県内外から多くの人 ゴールデンウィーク後半スタート山形県内も各地でにぎわう
ゴールデンウィークの後半が始まった3日、山形県内は各地で多くの観光客らでにぎわいました。県内外から多くの人が詰めかけた天童市の道の駅の様子を取材しました。
熊坂太郎記者「気持ちの良い青空が広がる中、ゴールデンウィークの後半がスタートしました。こちら道の駅天童温泉では、すでに午前中から駐車場が車でいっぱいになっています」
天童市にある「道の駅天童温泉」の駐車場では、午前中から首都圏や名古屋などといった県外ナンバーを含む多くの車が見られました。
道の駅に隣接する産直施設も県外から帰省や観光で訪れた人たちでにぎわいました。
去年のゴールデンウィークは新型コロナウイルスが5類に移行する直前の時期でした。
ことしは去年と比べて過ごし方に変化があったのか、訪れた人たちに聞きました。
東京から「東京から(東根の)祖母の家に来ている。東京へのお土産と、4日くらいこっちにいるので、 食べるものを買った。(去年より)マスクを外しやすくなり、人が増えているように感じる。子どもといっぱい遊んでのんびり過ごしたい」
青森から「きのうから、こちらのホテルに泊まっている。温泉も気持ちよかった。去年(のゴールデンウィーク)は青森にいたが、ことしは(5類に)移行したので、遠出した」
神奈川から「きょうは東根温泉に泊まって、次の日は尾花沢に泊まる。山形牛がおいしい。ステーキが。前は旅館を簡単に予約できたが、今回は(予約客が増えて)大変だった」
メロンを買っていたこちらの女性は、新潟県魚沼市から天童を訪れました。
新潟から「(きょうこちらに来られた?)そうです。朝早くに(出発してきた)。メロンが大好きな孫が11人いるので。ここに来ればおいしいメロンがあると思って」
この産直施設では、ことしのゴールデンウィーク前半は去年を15%ほど上回る人出があり、特に県外客が増えたということです。ゴールデンウィーク期間中は普段の2・5倍ほどとなる1日4000人の来客を見込んでいます。
ジェイエイてんどうフーズサンピュア店・奥出慶太郎店長「県外から来られている方は特に中距離の宮城県、福島県など近県からのお客さんが多くなっている傾向にある。ぜひ多くのお客さんにご来店いただき、山形の魅力を伝えていきたい」
道の駅には、足湯のほか、遊具がある公園もあります。こちらの山形市の女性は、宮城県から帰省した娘や孫4人と一緒に過ごしていました。
山形市から「(孫は)きょうだい4人なので、家の中は大変なんですよ。だから外に連れ出してきた。天気がよくてよかった。いつもは静かですから、いいですね、たまには」
一方、JRによりますと、ゴールデンウィーク後半の帰省ラッシュのピークとされる3日、山形新幹線の乗車率は、東京発山形・新庄行きの下りが80%から85%でした。一方、山形・新庄発東京行きの上りは100%となった列車もありました。