「山形セルリー」を試食 山形県産の農産物の生産者と県外シェフやバイヤーが交流
山形県産の農産物を広く知ってもらおうと、山形市で10日、産地見学会が開かれ、地元の生産者と県外のシェフやバイヤーが交流を深めました。
新型コロナの影響で4年ぶりの開催となったこの見学会は、県産の野菜や果物などを全国に知ってもらおうと11年前から県が開いています。
首都圏や関西圏のシェフ、それに百貨店のバイヤーなど合わせて12人が参加し、農林水産省の地理的表示(GI)の保護制度に登録されている「山形セルリー」の生産現場を見学しました。
秋の旬を迎えた「山形セルリー」は、シャキシャキとした食感とセロリ独特の苦みが少ないのが特徴です。参加者は実際に山形セルリーを試食しながら、味の特徴や栽培の難しさなどを生産者に質問しました。
関西圏からの参加者「苦みはあまり感じなかったが春物と秋物で違いは出てくるんですか?」
生産者「涼しくなってくる状況で生産される秋物の方が柔らかい」
首都圏から参加「うまみと甘みと水分のバランスがとてもいいおいしいセロリだと思う」
首都圏から参加「セロリが苦手な自分でもぽりぽり食べられるようなみずみずしくておいしいセロリだった。 セロリって生で食べてもおいしいと分かったので新しいメニューが考えられそう」
JA山形市佐藤誠経済部長「生で食べてもらうのが一番だがスープやつくだ煮などいろんな食べ方があるたくさん食べてもらえれば」
見学会は11日も開かれ、シャインマスカット園地やワイナリーなどを訪れる予定です。