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山形県がクマ対策の会議今年度の初会合 市街地で目撃された件数は去年より多く 

2024年4月25日 18:08
山形県がクマ対策の会議今年度の初会合 市街地で目撃された件数は去年より多く 

春の訪れとともに増えるクマ出没への対策を話し合う山形県のクマ対策推進チーム会議が今年度初めて開かれ、去年のクマの目撃件数が過去2番目に多かったことが報告されました。

会議でははじめに、ことしのクマの出没状況が報告されました。それによりますと、4月21日までに県内でクマが目撃されたのは20件で、このうち、市街地で目撃されたケースが8件ありました。これは去年の同じ時期に比べて5件多い数です。
去年1年間のクマの目撃件数は765件で記録が残る2003年以降、過去2番目に多くなりました。
また、去年、クマのエサとなるブナの生育状況を調査したところ、結果が得られた15地点すべてで「凶作」だったことが報告されました。
このほか、市街地へクマの出没を防ぐために不要な果樹を伐採した費用を市町村が負担しましたが、この費用を県が補助する取り組みなどが示されました。
県によりますと、これからの行楽シーズンで山に入る人が増え、5月から7月にかけてはクマの目撃件数が多くなるといいます。

県みどり自然課石山栄一課長「山菜やキノコ採りなど山に入ることが多くなるので 音を鳴らすなど自分の存在をクマに知らせることが第一。万が一遭遇した場合はあわてずにゆっくりと立ち去ることをお願いしたい」

県が4月16日にクマが国の「指定管理鳥獣」に追加されたことをうけ、国の支援策を活用した対策を進めるとしています。

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