山形県内前線の影響で20日朝から激しい雨 庄内町の一部に避難指示 21日も大気の状態が不安定
山形県内は20日、前線の影響で所によって朝から激しい雨が降っています。県内は21日も大気の状態が不安定で、置賜を中心に大雨・洪水警報を発表する見込みが高い状況です。山形地方気象台は引き続き、土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。
気象台によりますと、県内は朝から広い範囲で大雨となっていて、所によって、雷を伴った非常に激しい雨が降りました。庄内の一部地域では最大で3700戸が一時停電し、鶴岡市や三川町で複数の信号が消えるなどしました。
小国町に出されていた土砂災害警戒情報は大雨の峠を越えたとして正午に解除され、県内各地に出されていた大雨警報も午後4時までにすべて解除となりました。20日午後4時までに観測された24時間降水量は小国町で113.5ミリ、鶴岡市で104ミリなどとなっています。
大雨の影響で、山形新幹線は福島駅と新庄駅の間で午後2時まで運転を見合わせました。
「小田原まで帰る予定だったが止まってしまったので一泊してから明日戻ろうと思う」
「帰省で帰ってきた。東京の家に帰って新学期の準備をしようとしていたので困る」
また、庄内町では京田川が氾濫する恐れがあるとして、千本杉地区の29世帯85人に現在避難指示を出しています。
気象台によりますと、県内は21日も非常に不安定な大気の状態が続く見込みで、置賜を中心に朝から夜遅くにかけて大雨・洪水警報を発表する可能性が高い状況だとしています。21日に予想される1時間降水量は多い所で30ミリ、午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で120ミリなどとなっています。大雨による土砂災害や河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。
また、JR山形支店によりますと、山形新幹線は21日も正午ごろから最終列車まで遅れや運休が発生する可能性があるとしています。