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去年学校現場で熱中症の発生が相次いだ山形県内 教育担当者らが対策の徹底を確認

2024年4月25日 18:28
去年学校現場で熱中症の発生が相次いだ山形県内 教育担当者らが対策の徹底を確認

山形県内では去年、米沢市の女子中学生が部活動後に熱中症の疑いで死亡するなど、学校現場で熱中症の発生が相次ぎました。こうした中、25日、各市町村の教育担当者らが今シーズンの学校現場での熱中症防止へ対策を徹底していくことを確認しました。

去年7月、米沢市で、女子中学生が部活動からの帰宅途中に熱中症の疑いで倒れ死亡しました。また、8月には山形市内の中学校で、グラウンドで体育祭の練習をしていた生徒13人が熱中症の症状を訴え、救急搬送されるなどしました。
こうした学校現場での熱中症の重大事故が去年、相次いだことを受け25日、各市町村の教育委員会の担当者らが今シーズンの学校での熱中症事故防止へ対策の徹底を確認しました。会議では、熱中症を防ぐための指標となる「暑さ指数」が31以上となった場合は運動を原則禁止するなどの対応を共有したほか、登下校時の熱中症リスクにも注意することなどを確認しました。
また、26日から大型連休にかけて最高気温が30度前後に上がる暑い日が続く予報となっていることを踏まえ、早めの対策と注意喚起を求めました。

県学校体育保健課村上周市・課長「まだ体が暑さに慣れていないというのが、この4月5月の状況。決して暑さ指数が高くなくても熱中症にかかるリスクがあるということをしっかり認識して活動してほしい」

県教育局では現在、今年度の運動会や体育祭の開催時期について県内の小・中・高校に報告を求めています。これまでに全体のおよそ7割から報告があり、多くの学校で暑さが厳しい時期の開催を避ける対応を取っているということです。

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