幅10メートルの大キャンバスに地元の好きなところ描く 村山市の小学校で絵画教室
山形県村山市の小学校で17日、絵画教室が開かれ、幅10メートルの大きなキャンバスに子どもたちが、「地元の好きなところ」をテーマに、思い思いの絵を描きました。
絵画教室に参加したのは、村山市立富並小の1年生から6年生の児童24人です。
この絵画教室は、富並小の創立150周年記念事業の1つで、学校周辺の地区「大高根」の好きなところをテーマに絵画を制作します。講師を務めた東北芸術工科大学の狩野宏明准教授がお手本を見せた後、体育館に広げられた横10メートルの大きなキャンバスにカラーペンなどで、子どもたちは思い思いの絵を描いていきました。
「難しい。絵を描いてる人はすごいなと思った」
(何を描いてるの?)「ジュンサイ沼。ジュンサイが取れて、イトトンボとかチョウトンボがいるから」
「学校の桜の木。桜の木の樹液のところとか緑の葉っぱが混ざっているところを描きたい」
「隼の瀬っていうところ。きれいだなと思って描こうと」
続いては色をつける作業。事前に描いたイメージやタブレットで撮った写真で確認しながら、クレヨンやインクで色を付けていきます。
東北芸術工科大学 狩野宏明准教授「山は緑色かもしれないけど、ピンクで塗ってもいいし黄色でもいいしオレンジでもいい。自分の好きな色で塗ってください」
「秋とか冬とかいろんな季節が続くように描きました」
「川の色を水色と黄土色を混ぜて、塗ったりしたい」
作業開始からおよそ1時間。10メートルのキャンバスが、子どもたちの絵で埋まっていきました。
「みんなとつなげて1つの絵にするのが楽しかった」
「意外と上手にできた」
「最初は難しかったけどだんだん慣れてきて楽しかった」
「絵描くのが好きになってよかった」
東北芸術工科大学 狩野宏明准教授「完成とか成功とか失敗をあまり考えずにこの体験を楽しんで思い出としてもってほしい。最後まで楽しんで描いてほしい」
子どもたちが描いた絵画は体育館の壁に飾られ、11月に行われる創立記念式典で地域の人たちをはじめ一般公開されます。