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山形県内ダムの貯水率低下 緊急会議を開催 「雨が降らない日が続けば水の供給に影響が出る恐れ」

2024年7月2日 18:18
山形県内ダムの貯水率低下 緊急会議を開催 「雨が降らない日が続けば水の供給に影響が出る恐れ」

平年に比べ降水量が少ない山形県内で、ダムの貯水率が低下しています。雨が降らない日が続けば水の供給に影響が出る恐れがあるとして、関係者による緊急会議が2日、山形市で開かれました。

会議は国土交通省山形河川国道事務所で開かれ、6月の少雨などの影響で多くのダムで貯水率が平年を大きく下回っていることが報告されました。中でも農業用ダムである金山町の桝沢ダムの貯水率は1日現在、31.5パーセントと平年の半分以下となっています。
また、長井ダムの貯水率は2日現在、61.2パーセントでこの時期としては過去最低の水準だということです。

東北地方整備局最上川ダム統合管理事務所浅野隆郎 管理課長「例年であれば98%くらいの貯水率。もしこのまま空梅雨状態が続くと、7月から8月のかんがい期の補給に支障が出てくる可能性」
国土交通省山形河川国道事務所山影修司副所長「まだそこまで切迫して完全に水が使えないという状況ではないので気を付けるレベルと考えている。雨が降らないとまた貯水率が下がるのでちょっと厳しいかなという感触を得た」

山形地方気象台によりますと3日と4日は県内で大雨となる所がある見込みです。出穂期を迎える7月下旬以降は、特に水の需要が増えることから、関係者たちは恵みの雨に期待を寄せています。

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