住宅地の需要が堅調 観光客の増加も期待 山形県内の路線価宅地の変動率2年連続で上昇
土地の評価額を示す路線価が、1日公表されました。山形県内では宅地の変動率が平均で0.3%のプラスとなり、2年連続で上昇しました。
路線価は、道路に面する土地1平方メートルあたりのことし1月1日時点での評価額で、相続税などを算定する基準となります。
仙台国税局によりますと、ことしの路線価の最高額は、1975年から50年連続で山形市香澄町1丁目の「山形駅前大通り」でした。1平方メートルあたりの価格は17万5000円で、去年から変動はありませんでした。都道府県庁の所在地の中では去年と同じ41位です。
県内8つの税務署管内での最高路線価格は、東根市が上昇し、山形、米沢、鶴岡、酒田、新庄、寒河江、長井が横ばいです。また、田畑などを除いた宅地の県内の変動率は、平均で0.3%のプラスとなり、2年連続で上昇しました。上昇の理由について、調査を担当した不動産鑑定士の月田真吾さんは、「住宅地の需要が堅調で、商業地も観光客の増加が期待できるため」などと分析しています。