山形県内で「レンサ球菌咽頭炎」の流行続く 前週より感染者数減少も28週連続警報レベル
山形県内で、子どもに多く見られる「溶連菌」の一種、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の流行が続いています。県内では28週連続の警報レベルとなっています。
子どもが感染することが多い「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」は38度以上の発熱やのどの痛みなどの症状が出る感染症です。6月23日までの1週間に県内で報告された患者数は178人で前の週から39人減りましたが、28週連続で警報レベルとなりました。1医療機関当たりの患者数は6.36人となっています。
調査した県感染症情報センターによりますと、感染者が高止まりしている原因は特定できていません。これから、8月上旬にかけて手足口病やヘルパンギーナといった子どもや乳幼児がかかりやすい感染症が流行する傾向にあるため、県は手洗いや消毒、状況に応じたマスクの着用など基本的な感染対策の実施を呼びかけています。