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山形新幹線 山形-大石田駅間で運転再開 新庄-大石田間は代行バス 最上川の舟下りも営業再開

2024年8月1日 18:34
山形新幹線 山形-大石田駅間で運転再開 新庄-大石田間は代行バス 最上川の舟下りも営業再開

庄内・最上を中心に降った大雨の影響で山形駅と新庄駅の間で運転を見合わせていた山形新幹線は1日、山形・大石田の区間で運転を再開しました。

山形新幹線は7月25日からの大雨で線路わきの「のり面」が崩れるなどの被害を受け、山形駅と新庄駅の区間で運休が続いていました。
このうち、1日から山形駅と大石田駅間の上下線で運転が再開しました。通常の8割程度の本数で運行します。

東京まで利用する人は「オープンキャンパスに行きます。進路に関係する事なので、心配だったのでよかったです」

大石田・新庄間についてはJRは現在、バスによる代行輸送を行っています。JRによりますと、山形・新庄間の全面運転再開は8月中旬を見込んでいます。

NNN取材団・伊藤悠貴記者「戸沢村古口にある、最上川舟下りの舟着き場に来ています。記録的な大雨から1週間が経ちましたが、最上川の水は普段よりもにごっています。増水した川は階段上から3段目のあたり。高さ11メートルまで達したということです。舟も多く流されましたが、 利用客などから再開を望む声が多く寄せられ、今日から営業を再開しました」

一方、戸沢村では大雨で舟が下流まで流された最上川舟下りが営業を再開しました。午前11時前、再開後、初めての便が県外などから訪れた12人の観光客らを乗せ、出発しました。
運行する最上峡芭蕉ライン観光によりますと、最上川の氾濫により、係留していた16隻のうち11隻が下流に流されましたが、残った5隻で営業再開にこぎつけました。

利用者「災害の跡が見受けられたので、想像した最上川とは少し違ったけれど。乗れてよかったなという思い、せっかく来たので。また、きれいになった最上川の姿を見たい」

コースを変更するなどして臨時便を含め5便を運行し、あわせて57人が利用したということです。

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