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田んぼアートの稲刈りや脱穀作業 山形県内の小学生が挑戦 コメ作りの過程を学ぶ

2023年10月3日 17:28
田んぼアートの稲刈りや脱穀作業 山形県内の小学生が挑戦 コメ作りの過程を学ぶ

実りの秋を迎え山形県内では稲刈りの最盛期を迎えています。こうした中、尾花沢市では小学生が3日、自分たちで植えた田んぼアートの稲を昔ながらの手刈りで収穫しました。

尾花沢市名木沢の田んぼで稲刈りを行ったのは、福原小学校の5年生18人です。児童たちはことし5月にこの田んぼに稲穂の色が異なる5種類の稲を植えて田んぼアートを制作しました。収穫の時期を迎え、児童たちが地元の人たちから鎌の使い方を教わりながら、稲を刈り取っていきました。
そして、児童たちは、市内で収穫されたモチ米を使った餅つきに挑戦しました。ついた餅はきなこや納豆、雑煮にして味わいました。

女子児童「(どの餅がおいしい?)雑煮餅!稲刈りは最初は難しかったけど だんだん覚えて簡単だった」
男子児童「きな粉と餅がマッチしておいしい。稲は刈ることができたけど刈った稲を結ぶのが難しかった」
女子児童「納豆餅がおいしかった。稲がスパッと切れるからたのしかった」

児童たちは青空の下、口いっぱいに餅をほおばっていました。

一方、山形市内にある田んぼはほとんどで稲刈りが終わり、秋らしい光景が広がります。田んぼに囲まれた村木沢小学校の子どもたちが、挑戦したのはー。
手作業による昔ながらの脱穀作業です。村木沢小では、コメ作りの一連の過程を知る学習を取り入れていて、今回は5年生12人がさまざまな農具を使って、脱穀を体験しました。

児童「大変。どんどんもみが飛んでいく。難しい」
児童「挟むところが難しい。歯の間に入らないこともあるから難しい」

また、唐箕と呼ばれる農具で、風の力を利用して、もみとわらくずなどを選別します。子どもたちは農具の歴史を学びながら、先人たちの苦労を体感していました。

児童「ちょっと痛くなったり、時間がたくさんかかったりして大変なところもあるけど、そういうところがおいしくなると思う」

精米したコメは11月、子どもたちの家庭に販売されるということです。

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