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与野党対決含みの構図もー米沢市長選・新人3人が激しい選挙戦繰り広げる。各候補の選挙活動を追う

2023年11月24日 19:07
与野党対決含みの構図もー米沢市長選・新人3人が激しい選挙戦繰り広げる。各候補の選挙活動を追う

新人3人が立候補した米沢市長選挙は26日投開票が行われます。与野党対決の構図も含みつつ連日激しい舌戦が繰り広げられている選挙戦を追いました。

米沢市長選に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属の新人で、元米沢市SDGs推進参与の伊藤夢人さん(38)、元衆議院議員の近藤洋介さん(58)、元米沢市議会議員の皆川真紀子さん(53)の3人です。

自民党県連や公明党県本部の推薦を受ける伊藤夢人さん。ことし行われた新庄市長選と大石田町長選で支援した候補が敗れた自民は、今回の米沢市長選はなんとしても勝ちたい選挙として、組織を挙げて臨んでいます。

日中は各地区を選挙カーで回り街頭でアピールするほか、夜は個人演説会を開き、訴えを届けています。

伊藤夢人候補「移動がもうできない免許を返納してしまった方車がなくても米沢は巡れるようになる。呼べば来る。バス半年で導入するぜひとも皆さんの1票未来の米沢を託す1票を私にお願いします」

選挙戦では、若さを前面に押し出しています。今月21日には、佐藤孝弘山形市長や菅野大志西川町長といった県内の40代の若手リーダーが駆け付け、伊藤さんの実行力を訴えました。

佐藤山形市長「(市長は)市民全員のリーダーなので年齢は関係ない。一番米沢を元気にできるのは伊藤夢人だと思っている。世代は関係なく応援していただきたい」

高齢者の移動手段の確保や子育て世代への支援をすることで、みんなに優しい街づくりの実現を訴えています。

伊藤夢人候補「(掲げた政策は)全て人やお金や知恵をどこから持ってくるのか計算して考えている。今回私に託す判断をいただければ次の日から動ける必ず実現できる。みなさんに説明できる工程表も持っているできるということを訴え続けていきたい」

近藤洋介さん。政党からの推薦は受けず、市民党を掲げる一方、吉村知事の激励を受けたほか、国民民主の舟山康江参議院議員や無所属の芳賀道也参議院議員、非自民系の県議会議員などから支援を受けています。連日の個人演説会で政策をアピールするほか、市内全域を回り米沢市の未来像を訴えています。

近藤洋介候補「母になるなら米沢市といえるような県内最高水準の子育て・教育環境をつくっていく。地産地消のおいしい食材を子どもたちに提供する。そんな給食を作って無償化する」

22日には立憲民主党の野田佳彦衆議院議員が応援に駆け付けました。前回市長選で落選した後の近藤さんの取り組みを紹介し、太鼓判を押しました。

立憲民主党・野田佳彦元首相「4年間歩いて歩いてどの分野に予算を配分するかイメージができていると思う。市の職員は400人近藤さんなら400人を適材適所で使うことができると思う」

除雪などの生活支援のほか地元企業の成長を後押しすることで、好循環を生み出す米沢市を目指すと訴えます。

近藤洋介候補「私にあるのは有権者一人一人の声。今何するかと言われたら雪と医療は喫緊の課題。合わせて所得最高水準を目指す米沢に帰って来いと言えるような米沢をつくっていく」

皆川真紀子さん。政党からの支援や後援会などを持たない独自の選挙戦を行っています。スタッフは最小限の人数で街頭演説への移動など自分でできることは自分で行う草の根の活動を展開し支持を広げたい考えです。

皆川真紀子候補「現役世代が元気にならなければ高齢者への支援も回せないということになるこれまで通りの政治では米沢の未来はないよく考えていただきたい」

給食センター方式は、リスク管理上の問題や食材の地産地消の減少につながるとして、市の進める学校給食共同調理場の建設撤回を公約の大きな柱として訴えています。

皆川真紀子候補「地元企業を守るという意味でもこれまで通りの給食が提供できるのだからこれまで通りでいい。その予算を高齢者の交通手段など福祉に回していくという考え」

また、費用や人手の掛かる政党主導の選挙運動ではなく、個人で活動する独自の選挙活動を知ってもらうことで、米沢市民が市政を身近に感じ、政治に参加するきっかけになってほしいと話しています。

皆川真紀子候補「(他の候補者は)選挙カーだってガソリンも資源を大事にといいながら相当無駄になっている。これを見て若い人たちが皆川がやれるならやってみようにつながってくれればと思う」

米沢市長選挙は26日、投開票が行われます。今回の選挙から投票の終了時間が1時間繰り上げられ、投票は午前7時から午後7時までとなります。

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