人形劇「ひょっこりひょうたん島」などで知られる作家の井上ひさしさんの自宅の書斎が故郷・川西町で再現されました。実際に使用していた机や原稿などが並び、執筆していた雰囲気を感じることができます。

井上ひさしさんは川西町出身で、「ひょっこりひょうたん島」などの作者として知られています。
町は去年、妻のユリさんから神奈川県鎌倉市の自宅に保管されていた机やイスなどを譲り受け、当時の写真などを参考に今回、書斎を再現しました。書斎の広さは実際のおよそ半分ほど。机やイスは実際に井上さんが使用していたもので、文房具や原稿、資料なども忠実に再現されています。イスは実際に座ることができ、井上さんの執筆していた雰囲気を追体験することができます。

遅筆堂文庫・阿部孝夫館長「一番は井上ひさしさんがどんな環境で執筆していたのか。ここで物事を考えて表現していった。その経過や過程を体験してほしい」

この「井上ひさしの書斎」は、川西町のフレンドリープラザに常設され13日から一般公開されます。