酒田市の中心商店街で26日、市消防団の出初式が行われ、女性団員を含む5人がはしご乗りの妙技を披露しました。

はしご乗り「えいっ！」「やっやっ」「おーっ（拍手）」

出初式には市消防団員などおよそ250人が参加しました。矢口明子酒田市長らの観閲に続き、県内では少なくなったはしご隊36人による「はしご乗り」の演技が披露されました。鳥のくちばしのような金具がついた「とび口」やロープを使って、人の力だけで固定された高さ6.7メートルのはしごの上に、するすると駆け上った乗り手たち。
乗り手5人のうち唯一の女性団員、半澤千裕さんも地道なトレーニングで鍛えた技を披露しました。

半澤千裕さん（35）「お客さんの声援がすごく大きい印象を受けたのですごくやっていて気持ちがよかったです。楽しかったです。すごく。今できる技をさらに磨いて新しい技もまた披露できるように日々の練習を頑張っていこうと思います」

酒田市消防団の出初式は「酒田日本海寒鱈まつり」にあわせて、毎年この時期に行われています。商店街には大勢の人たちが繰り出し、地元消防団の技の数々と、冬の味覚「寒だら汁」を存分に堪能していました。