「ひとりじめbonbonリッチ」 尾花沢市の小中学校の給食に出された小玉スイカ その味は…
尾花沢市特産のスイカの出荷がいま、盛んに行われる中、市内の小中学校の給食に一風変わったスイカが登場しました。
夏スイカの生産量日本一を誇る尾花沢市。いま、本格的な出荷シーズンを迎えています。尾花沢市荻袋にある西尾農園では、18日朝収穫した大玉スイカの箱詰め作業が行われていました。今シーズンは4月の定植時期に雨の日が少なく、生育が心配されましたが、その後、気温の高い日が続いたことから生育が進み、品質のよいスイカができたといいます。
西尾農園 西尾和生さん「ことしは干ばつぎみだったが、例年通り品質もよく糖度も非常によい」
西尾農園では大玉スイカのほかに小玉スイカの生産に力を入れています。主力品種がこの「ひとりじめbonbonリッチ」です。一般的な小玉スイカと比べて皮の色が黒く、薄いのが特徴です。独り占めしたくなるほどおいしいという意味と叩くと「ボンボン」と音がすることが名前の由来だといいます。
西尾さん「形がよくてシャリシャリ感が強くて糖度が強いのが特徴」
その西尾農園で生産された「ひとりじめbonbonリッチ」が18日、尾花沢市内の4つの小中学校の給食で提供されました。このうち、全校児童37人の常盤小学校では、児童たちが口いっぱいにスイカをほおばっていました。
児童「おいしいです。甘みが違います」「食感がシャキッとしていておいしいです」「作っている地域が違うと味も違うと思った」「おうちのよりおばなざわこだますいかのほうがおいしいです」
児童たちは旬の味覚を味わっていました。西尾農園の「ひとりじめbonbonリッチ」は県内の他、東京の大田市場などに出荷されるということです。