有効求人倍率2.86倍 人手不足続く介護職 山形市で就職相談会
人手不足が続く介護職をはじめとする福祉関係の人材確保や定着を図ろうと、山形市で14日、「福祉のしごとフェア」が開かれました。
「福祉のしごとフェア」は高齢化が進む中、福祉・介護分野の人材を確保し、定着につなげようと、山形労働局などが毎年開催しているものです。会場では、村山地域の73事業所が参加し、求職者と就職面談会が開かれました。
山形労働局によりますと、ことし9月現在の県内の有効求人倍率は1.4倍と全体的に人手不足が続いていますが、介護関係の有効求人倍率は2.86倍と、特に人材確保が難しくなっています。
ラ・フォーレ天童青柳美沙子さん「世の中は新型コロナが5類に変わりマスクを外している光景もあるが福祉業界は依然として感染対策が緩んでいないのでそういった面ではまだ働きにくさもあると思う」
フェアには介護職を希望する200人以上が参加し、複数のブースを回り、話を聞いていました。
参加者「仕事先は決まっていたけど事業所の話を聞いてさらにいい所だと思ったので良かった。色んな人の役に立ちたいと思ったのがこの仕事を選んだ1番の理由」
福祉の仕事に関する就職相談会などは11月11日の「介護の日」に合わせて、県内各地で開かれていて、11月22日には酒田市で就職面接会が開かれます。