大津波警報想定し鶴岡市の警察官らが訓練 住民を避難誘導する流れ確認
鶴岡市では3月11日にあわせ、沿岸部に大津波警報が発表された想定で警察による訓練が行われました。
訓練は、能登半島沖を震源とする地震の影響で鶴岡警察署管内でも震度6を観測し沿岸部に大津波警報が発表された想定で行われました。
湯野浜など沿岸部の駐在所に勤務する警察官らが津波の浸水が想定される区域を避けて住民らを避難誘導する流れを確かめました。14か所で交通を規制して、一般車両が沿岸部に近づかないよう誘導しました。
その後、地震や津波の影響で信号機が停電したことを想定した訓練も実施しました。参加した警察官は警察車両から電源を繋ぎ、信号機を復旧させる手順を確認しました。
鶴岡警察署 湯野浜駐在所 榎本 健太巡査部長「今回の訓練でも先般、配備された救命胴衣や水難救助用のヘルメットを着用して訓練を行った。職員の安全も守りつつ一番は県民の安全・安心を確保することだと思うので念頭に置いて対応に当たりたい」
鶴岡警察署は「津波警報や注意報が発表された場合は、直ちに海岸から離れて安全な場所に避難する。津波は繰り返し襲ってくるので警報や注意報が解除されるまで避難を続ける」ことを呼びかけています。