鶴岡市が避難指示の基準見直し 津波注意報発表時 津波堤防より海側にいる人全員が対象に
山形県鶴岡市は12日、津波注意報が発表された時に住民に避難指示を出す基準を見直すと発表しました。津波注意報が発表されれば津波堤防よりも海側にいる人全員の避難を求める避難指示が出されます。
12日の鶴岡市防災会議で示されました。鶴岡市はこれまで「津波警報」と「大津波警報」が発表されたときは、沿岸地域の住民に高台など一次避難場所への避難を求める避難指示を出していますが「津波注意報」発表時は出していません。
「津波注意報」は津波の高さが20センチから1メートル以下と予想される場合に、気象庁が発表しています。市は津波注意報レベルの高さの津波でも海沿いにいる人の安全のため避難指示を出すよう、基準を改めます。
鶴岡市の沿岸部には高さ2メートル以上の津波堤防が設置されていて今後「津波注意報」が発表された場合に、市は津波堤防よりも海側にいる漁業者や海水浴客などに対して陸側に逃げるよう避難指示を出します。「津波警報」と「大津波警報」の発表時にはこれまで通り、沿岸地域の住民も含め一時避難場所に逃げるよう避難指示が出されます。