豊富な果汁と濃厚な甘さ!庄内柿の目ぞろえ会 猛暑で収穫量減少
庄内の秋の味覚「庄内柿」の目ぞろえ会が5日、鶴岡市の選果場で開かれ、生産者らがことしの出来栄えを確認しました。
「庄内柿」は種がなく豊富な果汁と寒暖差によって生まれる濃厚な甘みが特徴です。
集荷のスタートを6日に控え、鶴岡市のJA庄内たがわ中部選果場で目ぞろえ会が開かれました。庄内各地から生産者やJAの関係者らおよそ50人が参加し、羽黒地域で栽培された果実の色づきや形、傷の状態などを確認しました。
ことしは夏の高温による影響が顕著で、着色の進行が平年より数日遅れているほか収穫前の落果などの被害がみられています。目揃え会でも実の日焼けなどが確認されました。JA全農山形によりますと、ことしはこうした高温障害により予想出荷量はおよそ1900トンで、平年の9割を下回る見込みです。
庄内柿振興協議会 遠藤幸男会長
「木が疲れているそういう状態水不足で毎日30度超えの高温だったので、色がついたものから収穫して、ああうまかったなと言われるような柿を収穫したい」
庄内柿は早生品種・「刀根早生」の出荷が今月中旬から、主力品種の「平核無」の出荷が来月上旬からスタートします。