2日早く、JR福島駅で工事車両から油漏れたため東北新幹線が運転を見合わせました。この影響で山形新幹線つばさも一時、福島-東京間の上下線で運転を見合わせ、あわせて12本が運休するなどダイヤが大幅に乱れました。

JR東日本によりますと、午前5時すぎ、JR福島駅で、工事の確認を行う車両から油漏れが発生しました。この点検に伴い、東北新幹線が仙台-東京間で運転を見合わせ、山形新幹線も福島-東京間の上下線で運転を見合わせました。午後0時半に全線で運転を再開しましたが、この影響で、山形新幹線はあわせて12本が運休したほか、3本に最大5時間の遅れが出ました。また奥羽線も米沢・福島間で上下2本が遅れ、あわせて3600人の乗客に影響が出ました。JR山形駅では、利用客が窓口の前に列を作り、駅員に運行状況などを尋ねる姿が見られました。

利用客「息子の大学の入学式で東京に行く予定だったが、新幹線が止まってしまって。今日中には着きたいという思い」
「静岡に向かっている。友だちに会う予定もキャンセルしないといけなくなって。子ども連れなので厳しい」

東北新幹線はことしに入り、1月に停電トラブル、3月には列車のオーバーランや送電トラブルによる運転見合わせが相次いでいて山形新幹線にも影響が出ています。