「こんなに被害を見たのは初めて」リンゴ園でカメムシ被害 猛暑の影響も 山梨
県内でも大量発生が確認されたカメムシにより、 収穫期を迎えた北杜市のリンゴ園に大きな被害が出ています。さらに夏の記録的な猛暑の影響も重なったといい、園主は肩を落としています。
五味リンゴ園 五味謙一さん
「こちらがカメムシの被害にあったリンゴ。こういった点が何か所も出てしまっている」
収穫作業が進んでいる北杜市明野町のリンゴ園です。カメムシの大量発生でリンゴの実がくぼみ、変色する被害が相次いでいます。
こちらでは20種類以上、約12トンのリンゴを栽培していますが、今年はこのうち、約8割ものリンゴが被害にあったといいます。
五味リンゴ園 五味謙一さん
「ここ20年、有機栽培をしているが、こんなに被害を見たのは初めて。(被害は)9月、10月、11月とずっと続いている。対策方法も考えているが、あまり効果的な対策が実際ない」
また今年は記録的な猛暑が長引いた影響で、実の変色やひび割れも確認されているといいます。味には影響がないため、販売はするということですが、園主は「商品価値が下がってしまう」と肩を落としています。