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アメリカシロヒトリ大量発生 今夏の猛暑が影響か 駆除依頼の小学校も 山梨

2024年10月8日 19:03
アメリカシロヒトリ大量発生 今夏の猛暑が影響か 駆除依頼の小学校も 山梨

 県内各地で桜やブドウの葉などを食べる害虫・アメリカシロヒトリが大量発生しています。猛暑の影響で発生量が増えたとみられ、県が注意を呼びかけています。

 アメリカシロヒトリは北アメリカが原産とされる外来種で、 幼虫がブドウや柿などの果樹、桜やクルミなどの広葉樹の葉を好んで食べる害虫です。

 南アルプス市内の小学校では正門付近に植えられた桜やツツジの木などが9月上旬ごろから被害を受けています。葉を食べたりフンを落としたりするなどの被害が確認されたほか、児童がひんぱんに行き交う場所でも幼虫が見つかったため、衛生面や安全面を考慮して業者に駆除を依頼しました。

駆除業者
「左の木はだいぶ食べられちゃってますね。ほとんど葉っぱがない状態です」

 8日は雨のため、駆除作業は見送られましたが、業者が発生や被害の状況を調査しました。

 また、甲州市でも公園や耕作放棄地などでアメリカシロヒトリの発生が確認されています。

近隣住民は
「嫌なのは車庫の中の車とかに入り込んで巣をつくる。それがずっと残るから嫌だ」

市によりますと、例年では数件程度だったこの時期の発生報告が、今年は1日に5件ほどのペースで寄せられているといいます。

 県総合農業技術センターによりますと、今年は暑さの影響で発生のピークが3回に増えた可能性があるということです。

 肌に触れても人体への大きな影響はありませんが、アレルギーを持っている人が触れるとかゆみを伴う皮膚炎を起こす可能性があり、県などが注意を呼びかけています。

最終更新日:2024年10月8日 19:03
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