「結婚すれば家族の面倒もみる」30代女性が2000万円被害 SNS 型ロマンス詐欺 山梨
マッチングアプリで知り合って好意を抱いた男に金(ゴールド)への共同投資を勧められ、北杜市のパートタイマーの30代女性が現金約2000万円をだましとられました。
警察によりますと、女性は去年10月中旬ごろ、マッチングアプリで知り合った男とほかのSNSで連絡を取り合い「結婚すれば家族の面倒もみる」などと言われて好意を持つようになりました。
そして、金への共同投資を勧められた女性は男が現金を振り込んだ取引所のサイトに利益が反映され、女性の口座にも現金が振り込まれたことから、相手を信用して投資を始めることにしました。相手の指示通り共同投資名目などで去年11月13日から12月3日までの間、5回にわたり計832万円を指定された個人名義の口座に送金したということです。
その後、女性が出金手続きをしようとしたところ、税金名目やセキュリティレベルの引き上げ費用として現金を要求されたため、12月25日と今年1月6日の2回にわたり計1204万7203円を送金しました。
女性は相手から「口座が凍結された」などと言われ、さらに現金を要求されたことから家族に相談し、警察に被害を届け出たということです。
警察はSNS型ロマンス詐欺の特徴として、「連絡を取り合うようになった面識のない相手から、投資などの金の話を持ちかけられる」、「相手とは関係のない個人名義の口座への振り込みを要求される」、「利益分を出金しようとすると、税金の支払い名目などでさらに高額な現金を要求される」ことを挙げ、注意を呼びかけています。