「名義貸しでトラブル」解決金名目で540万円だまし取られる 70代女性が被害 山梨
太陽光発電事業会社の社員をかたる男の電話を信じ、甲府市の70代女性が現金540万円をだましとられました。
県警によりますと、去年5月上旬、女性の自宅に太陽光発電事業会社の社員をかたる男から「病院にソーラーパネルを取り付けたい。名義を貸してほしい」などと電話があり、女性は名義を貸すことを了承しました。
その後、9月に再び、相手から連絡があり、「名義貸しが原因で、資金移動に関するトラブルが発生した」として、解決金として150万円を要求されました。話を信じた女性は9月中旬ごろ、自宅に金を受け取りに来た男に現金150万円を手渡したということです。
さらに「同様のトラブルが発生した」と現金390万円を要求され、自宅に来た同じ男に2回にわたり計390万円を手渡しました。
現金を渡したすぐ後、女性に東京地検の職員を名乗る男から「預かった540万円は12月26日までに振り込み、返金する」などと電話がありました。しかし、期日になっても金が振り込まれなかったため、家族に相談して被害に気付いたということです。