ロマンス詐欺 50代女性が2900万円被害 SNSで好意の男が金の投資勧める 山梨
SNSを通じて知り合った男性に好意を抱き、金(ゴールド)の投資を勧められた50代の女性が現金約2900万円をだまし取られました。
被害にあったのは北杜市の自営業の50代女性です。
県警によりますと、女性は去年7月にSNSを通じて知り合った男に、共通の趣味のことなどで毎日のように連絡を取り合ううちに好意を抱くようになりました。
その後、男から金の投資を勧められ、女性は去年9月20日、指定された個人名義の口座に20万円を送金。すると、男が言う投資取引所のサイト上にすぐに利益が反映され、女性の口座に金が振り込まれたことから、男を信用して投資を続けることにしました。
そして、男からの増資の勧めもあって去年9月から11月にかけて4回にわたり、計1850万円を指定の口座に送金しました。
その後、女性が出金手続きをしようとしたところ、上級認証をするための「認証金」や出金時の審査などの名目で金を要求され、12月から今年1月にかけて4回にわたり計1061万5168円を指定の口座に送金しました。
さらに相手から、「インサイダー取引を疑われて審査が通らない」などと金を要求されたため、家族に相談したところ被害が発覚しました。
被害総額は計2931万5168円に上ります。
警察はSNS型ロマンス詐欺の特徴として「連絡を取り合うようになった面識のない相手から、投資などの金の話を持ちかけられる」、「相手とは関係のない個人名義の口座への振り込みを要求される」、「利益分を出金しようとすると、審査名目などと言われて出金できず、さらに高額な現金を要求される」ことを挙げ、注意を呼びかけています。