明野処分場 延長4年で新たな赤字5億円 累積赤字55億円もさらに膨らむ見通し 山梨
管理期間が延長された北杜市の明野処分場について県は30日、新たに4年間で5億円あまりの赤字が見込まれると明らかにしました。2028年度までの累積赤字は55億円程度で、今後さらに膨らむ見通しです。
これは30日に開かれた県環境整備センターの安全管理委員会で県の担当者が明らかにしました。
明野処分場は当初、今年度末で完全閉鎖する予定でしたが、浸出水の水質が基準値を下回らないために管理期間の延長が決定。県が新たに示した試算によりますと、来年度からの4年間で新たに5億500万円の赤字が増え、2028年度までの累積赤字は54億8700万円程度に上ります。
県環境整備課中川直美 課長
「周辺生活環境の保全を第一に効率的な運営に努めていくこととしている。明野処分場の維持管理を適切に行えるよう必要な財政支援と人的支援を継続する」
明野処分場の閉鎖を巡っては県の委員会が早くても2034年度になると試算していて、最終赤字はさらに膨らむ見通しです。