女性画家 遺体発見から4年 チラシ配り情報提供呼び掛け 殺人容疑で捜査 山梨県警
南アルプス市の画家の女性が行方不明となり、市内の山林で遺体で見つかった事件から2日で丸4年が経ちました。
県警は殺人事件として捜査を継続していますが目立った進展は見られず、引き続き、情報提供を呼びかけています。
事件は南アルプス市の画家、中辻アヤ子さん(当時71)が2020年6月2日、市内の河川敷で絵を描いている姿が目撃されたのを最後に行方不明となり、 1ヵ月後に目撃された場所から約100メートル離れた配水施設の裏で遺体で見つかったものです。
中辻さんの遺体は石や落ち葉などで、隠されるように覆われていました。
その後、近くを流れる深沢川で着衣が見つかり、警察は現場の状況から中辻さんが何者かに殺害、遺棄された可能性が高いとみていますが、物証が乏しく捜査は難航しています。
こうした中、県警は3日、JR甲府駅前でチラシを配り、改めて時間に関する情報提供を呼びかけました。
県警によりますと、これまでに延べ1万5000人の捜査員を動員し、5月末までに19件の情報が寄せられていますが、有力な手がかりはないということです。
県警は「ささいなことでもいいので、情報を寄せてほしい」と呼びかけています。
情報提供先は南アルプス警察署、055-282ー0110です。