北杜市の環境保全活動への補助金交付事業を巡り、市民グループが市内のNPO法人の不正受給を指摘して、26日、市に説明会の開催を求めました。

不正を指摘されたのは、植林などを行う団体などに北杜市が補助金を交付する「山紫水明整備事業」で、市内のNPO法人が2022年3月から4月に行った補助金申請です。

市民グループは「土地所有者に無許可で作成された委託契約書に基づいて申請され、補助金が支給された」と指摘。代表が市役所を訪れ、住民説明会の開催を求めました。

市によりますと、このNPO法人は聞き取りに「口頭のみで契約が確認できていたと認識していた」などと説明し、受給した63万円を返金したということです。

市は事実確認を進めていて、説明会の開催については「市民グループの要求内容を確認して判断したい」としています。