【続報】「川がオレンジに…」変色原因は“鉄バクテリア”か 害はなし 山梨・甲州市
甲州市を流れる川が赤茶色に濁っているのが確認された問題で3日、県は現場から採取した泥状の物質から「鉄バクテリア」が検出されたと発表しました。
この問題は2日午後、県に「川がオレンジ色になっている」という通報が相次ぎ、甲州市勝沼町の「深沢川」から下流の「日川」にかけて2~3キロの範囲が赤茶色に濁っているのが確認されたものです。
県によりますと、赤茶色の水はJR中央線の新深沢第二トンネル内から周辺に流出していることが確認されました。
また、現場から赤茶色の泥状の物質を採取し、県衛生環境研究所で調べたところ、「鉄バクテリア」が検出されたということです。
鉄バクテリアは土壌中や水の中に広く生息する微生物で有害ではなく、酸化物を生成すると赤褐色の沈殿物や水面に油のような被膜が発生します。
一方、水質検査の結果は4日以降に判明するということです。
県は鉄バクテリアは有害ではないものの、飲用水などへの影響が懸念されるため甲州市と連携して継続監視を行っていくとしています。
さらに、JR東日本に対して原因究明と再発防止を求めるということです。