水泳授業で児童に体罰 民間の60代男性 ほほたたき頭など抑える 山梨・富士吉田市
富士吉田市から委託を受け、水泳の授業の指導に当たっていた民間事業者の60代男性が、児童のほほをたたくなどの体罰を行っていたことが9日、分かりました。
富士吉田市教育委員会によりますと、7月17日、吉田小学校の水泳の授業で、市から委託を受けて指導に当たっていた市内のスポーツジム「コア・スポーツプラザ」の代表を務める60代男性がプール内で児童1人のほほをたたいたほか、首や頭のあたりを後ろから抑えて移動させるといった体罰を行いました。
被害児童から話を聞いた家族が学校に問い合わせて発覚し、学校と市教委が男性に事情を聞いたところ、事実関係を認めたということです。
男性は被害児童と家族に直接面会し、謝罪しました。
体罰に至った経緯などについて、市教委は「被害児童と家族への配慮から明らかにしない」としています。
水泳の授業には担任ら教師2人も立ち会っていたということですが、いずれも「気付かなかった」と話しているということです。
市教委は「コア・スポーツプラザ」が水泳の授業を続けるのは不適切と判断し、2学期からは別の事業者に委託する方針です。