元教え子の高校生にSNSで性的な内容のメッセージを送ったとして県教育委員会は6日、甲斐市内の公立中学校の男性教諭を停職処分としました。

　停職6か月の懲戒処分を受けたのは、甲斐市にある公立中学校の30代の男性教諭です。

　県教育委員会によりますと、男性教諭は去年11月12日、相手が元教え子の女子高校生であると知りながら、LINEで性的な内容のメッセージを送ったものです。

　女子高校生は男性教諭が以前、甲斐市外の学校に勤務していた時の教え子で、プライベートでの交流はありませんでした。男性教諭が知らないLINEアカウントにメッセージを送信。何度かやり取りをする中で元教え子と気付き、性的なメッセージを送ったということです。

　女子高校生の保護者から相談を受けた警察が、学校に問い合わせて今回の事案が発覚。学校側が11月末、男性教諭に事情をきいたところ事実だと認めたということです。

　このため、県教委は教職員の信用を失わせる行為だと認め、6日付で男性教諭の懲戒処分を決めました。
　
　県教委の聞き取りに対し、男性教諭は「元教え子の生徒に不快な思いをさせてしまい申し訳ない」などと話しているということです。