「学びの多様化学校」設置へ“学校像”検討 今夏までに一定の結論 県教育長 山梨
県教育委員会は不登校の児童・生徒の受け皿となる「学びの多様化学校」の設置に向け、具体的な学校像を今夏をめどにまとめる方針を示しました。夜間中学の併設も検討します。
「学びの多様化学校」は不登校になった児童・生徒が学校に通いやすいようカリキュラムを柔軟に組める「特例校」で、国が全国に300校の設置を目指しています。
20日の県議会で降旗友宏教育長は「学びの多様化学校」について、不登校の児童・生徒の教育機会を確保するために「非常に有効だ」と強調。目指す学校像について検討し、今年の夏をめどに一定の結論を出す考えを示しました。
また、様々な理由で十分に義務教育が受けられず「学び直し」を希望する人が通うことができる「夜間中学」の併設も検討していくとしています。
降旗友宏教育長
「誰ひとり取り残されることなく可能性を引き出せる教育環境を整備する観点から、学びの多様化学校は重要であり着実に取り組んでいく」
一方、長崎知事は県東部地域の活性化策として都留市の「道の駅つる」を「フラッグシップ道の駅」に位置づけ、来年度から構想の策定を進める考えを示しました。
県東部地域を首都圏から富士北麓への通過点ではなく、目的地へと転換させるとしています。