リニアトンネル工事 仮置き場の地下水から基準値1.2倍のヒ素 県が調査へ 山梨
リニア中央新幹線のトンネル工事を巡り、県は20日、早川町にある残土の仮置き場の地下水から基準値を超えるヒ素が検出されたと発表しました。
基準値を超えるヒ素が検出されたのはリニアのトンネル工事で発生した残土を保管している早川町西之宮地区の仮置き場の地下水です。
県によりますと、JR東海が18日、地下水の定期検査を行ったところ、1地点で基準値の1.2倍にあたる0.012mg/Lのヒ素が検出されたということです。
自然由来の可能性もあるということですが、県は21日に周辺の川や地下水を調査します。
一方、笛吹市境川町藤垈のリニアの工事ヤード内で基準を超える鉛を含んだ残土が地面に直接、仮置きされていた問題で、県は周辺河川の水質を調査した結果、基準値を超える鉛は検出されなかったと発表しました。
土壌検査については3月上旬にも結果が出るということです。