“がんに効く”と宣伝・販売した疑い 健康食品会社の従業員を逮捕 薬機法違反 山梨
医薬品として承認されていない商品を「がんに効く」と宣伝して販売したなどとして20日、笛吹市にある健康食品会社の従業員の男が逮捕されました。男は「会社の指示でやった」などと話していて、警察は会社の関与についても調べる方針です。
薬機法違反の疑いで逮捕されたのは笛吹市境川町石橋のパート従業員、三枝力容疑者(66)です。
警察によりますと、三枝容疑者は健康食品などを販売する笛吹市の「カツロン」に勤務し、去年6月から11月にかけて医薬品としての承認を受けていない商品について「抗がん作用がある」などと自社のホームページで宣伝。千葉県と東京都の男性2人に計25点、約12万円分の商品を販売したほか、約1110点の商品を会社に保管していた疑いです。
三枝容疑者はこれまでに全国各地の約400人に商品を販売したとみられます。
三枝容疑者は調べに対し「無許可で販売したことは間違いないが、会社の指示でやっただけ」などと話し、容疑を一部否認しているということです。
警察は今後、会社の関与についても調べる方針です。