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「採用難しい状況」保育士確保へ 園が合同就職相談会 学生100人が参加 山梨

2024年10月10日 20:54
「採用難しい状況」保育士確保へ 園が合同就職相談会 学生100人が参加 山梨

 保育士や幼稚園の教諭を目指す学生を対象とした就職相談会が10日、甲府市の山梨学院短大で開かれました。保育士不足が課題となる中、人材の獲得に力を注ぐ取り組みを取材しました。

 就職相談会には県内の保育園や幼稚園認定こども園など62施設が参加しました。7月時点の県内の保育士の有効求人倍率は2.37倍で 人手が足りない状況が慢性化しています。

 相談会に参加した身延町の大野山保育園では今年、保育士5人の採用を目指していますが、状況は厳しいといいます。

大野山保育園 高山有 園長
「給料が低いとかネガティブな側面が浸透していて、保育士を採用するのはなかなか難しい状況」

 こうした中、10日は山梨学院短大の保育科に在籍する学生ら約100人がそれぞれの園のブースの前に並び、真剣な表情で説明に聞き入っていました。

ブースの担当者の説明
「手厚い保育ができるように2人から3人(の園児に)1人の先生が付く」

 多くの学生はすでに複数の園で実習を経験し、質問内容も具体的です。園側も就職後のミスマッチがないよう特色を懸命にアピールしていました。

参加した学生は
「畑があったり保育士も子どもものびのび、毎日過ごすことができそうだなと感じた」「こういう保育がしたい、子どもたちとやりたいことがあるので、待遇・休みなども含みつつ保育士として輝けるのはどこ(の園)なのかなとみながら話を聞いている

大野山保育園 高山有 園長
「学生も(園を)選んでいく時代になっていると感じるので、特色を持って保育園を運営していくのが大事になっていくと思う」

最終更新日:2024年10月10日 20:54
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