「干したタオルが真っ黒に」日常生活にも影 大蔵経寺山の山火事 4日目も鎮火せず 山梨
笛吹市の大蔵経寺山の山火事は、発生から4日目となる21日も鎮火には至っていません。周辺住民からは「洗濯もままならない」との声も聞かれ、日常生活にも影響しています。
奥山記者「発生から4日目となった山火事は、現在も自衛隊のヘリなどによる消火活動が続いています」
18日から燃え続けている大蔵経寺山の山火事。20日までに東京ドーム9個分にあたる約42ヘクタールの山林を焼失しました。
21日も早朝から消防や自衛隊員ら250人以上が参加し、ヘリからの散水や地上からの消火活動にあたりました。
現場には長崎知事も視察に訪れ、関係者をねぎらいました。
長崎知事は
「風向きの変化など一歩間違えば付近に住んでいる家に(火が)移りうるので消火活動に携わるみなさんに対して我々としてできる限りのバックアップをしていきたい」
一方、長引く山火事は周辺住民の生活にも影響を及ぼしています。
付近に住む女性は
「(外干しの)タオルが、上から舞ってきた火の粉のかすで真っ黒になった。けさ洗い直して、きょうは大丈夫かなと思って洗濯物を干した」
現場近くの住宅では洗濯物を外に干すと、火事で舞い上がった灰が服や布団に付着する状況で、洗濯もままならないと言います。
付近に住む女性は
「きょうはもう大丈夫だろうなと思ったら、まだヘリが来てるから。困ったよ、きょうで4日目じゃんと思ってね」
消防によりますと、火の勢いは弱まっているものの、21日の消火活動も日没のため打ち切られました。22日早朝から再開する予定です。